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2020年度HU-RUPP COILプロジェクトを行いました

2020年度HU-RUPP COILプロジェクトを行いました。2大学(広島大学と王立プノンペン大学)の学生が約2カ月のオンラインプロジェクトに取り組み、オンライン国際協働学習を促進するための一連の活動に取り組みました。コミュニケーションは主にFacebook上で行いましたが、他にもアイスブレイクやブレインストーミングのためのアプリ(FlipgridとPadlet)を使用しました。

プロジェクトの主要なテーマは「平和」です。オンラインでの協働活動を通じ、学生達は互いに知り合い、2か国の戦争史(日本/第二次世界大戦、カンボジア/クメール・ルージュ)を比較・分析し、そして、関連するトピックについて協働研究プロジェクトを行うことができました。

本プロジェクトの成果(研究レポートとプレゼンテーション動画  *いずれも英語)については以下からご覧いただけます:

  • “戦後復興”グループ

[メンバー]: Pheak Sreypich (RUPP), Phall Maneth (RUPP), Va Phavan (RUPP), Wajjwalku Pornphan (HU), Suenaga Riko (HU)

[レポート]: Post Incidents Recovery_A Comparative Report on Cambodia and Japan’s Cases

[プレゼンテーション]: Post Incidents Recovery_A Comparative Report on Cambodia and Japan’s Cases (19:45)

  • “教育”グループ

[メンバー]: Misuzu Kanda (HU), Nanase Shode (HU), Hinano Kondo(HU), Sopheak Pha (RUPP), Sinarath Seng (RUPP)

[レポート]: The Influence of WWII and Khmer Rouge on Education

[プレゼンテーション]: The Influence of WWII and Khmer Rouge on Education (21:30)

PEACE社会企業セミナー(2019前期)を開催しました

2019年7月、広島大学はPEACE交換学生のための、全2回の社会企業セミナーを開催しました。本セミナーはPEACE学生の”社会企業力”養成のために企画されたものです。

PEACE事業に関する国内連携大学である広島経済大学から2名の講師(George R. Harada先生及びRichard A. Forrest先生)をお招きし、日本のビジネスと経営、それらの環境及び持続可能な開発目標との関係について特別講義をしていただきました。

SDGsアイディアマイニングワークショップを開催しました

7月20日土曜日に、PEACE学生交流プログラムは、食べ物に関わるSDGsをトピックとして、SDGsアイディアマイニングワークショップを広島大学東広島キャンパスで開催しました。

訓練を受けたアイディアマイニングモデレーターがデザインした創造力を高めるアクティビティに参加しながら、PEACE交換学生は日本人学生や他の留学生とともに1日がかりでワークショップのトピックについて議論をし、可能で、創造的でかつイノベーティブな解決策を探りました。

PEACEカンボジアスタディツアー2019を開催しました

PEACE学生交流プログラムは2019年2月24日から3月3日まで約1週間のカンボジアスタディツアーを実施しました。プログラムの中で、参加者はカンボジアの2都市、シェムリアップとプノンペンを訪問しました。

本プログラムはPEACE学生の国際的なものの見方を養い、カンボジアでの国際協力について深い理解を達成するためにデザインされており、学生たちは文化的に重要な場所であるアンコール寺院(上智大学アジア人材養成研究センターも訪問させて頂きました)やS-21、地元で活躍するNPO団体(Little Angels, SALASUSU、Anacotto Cambodia)、JICAのカンボジア事務所、そして広島大学の協定大学をいくつか訪問しました。

今年度のスタディツアープログラムの大きな特徴の一つとして、広島大学の学生がカンボジア王立プノンペン大学(RUPP)の学生とオンライン国際協働学習プロジェクト(COIL)に取り組み、同大学のキャンパスで開催された学生合同研究発表会に参加しました。発表会では広島大学と王立プノンペン大学の学生グループがそれぞれCOIL研究プロジェクトの成果を英語で発表しました。

各プロジェクトグループのプロジェクトレポートを公開しますので、ぜひご一読ください。

グループA「歯科教育について」

グループB「カンボジアと⽇本の教育⽐較〜教師と⼦どもの環境について〜」

グループC「広島とプノンペンの歴史の継承に関する比較研究」

 

 

PEACE留学生が文化交流のため小学校を訪問しました

2019年1月25日(金)にカンボジア、ベトナム、タイからのPEACE交換留学生が、文化交流のために呉市立阿賀小学校を訪問しました。

PEACE交換留学生は自分たちの国や文化について、ゲームや音楽または伝統的な踊りなどを通じて、小学生にわかりやすく紹介しました。

また、留学生たちは書道や折り紙を体験し、そして児童による日本文化のプレゼンテーションを聞き、日本の給食も一緒に楽しみました。

 

留学先からの便り/川口 健太 理学研究科博士後期課程 2年次(留学時)

 ホーチミンシティへ到着して3週間が経ちました.PEACE留学生として昨年度に続いて2度目の留学です.1年ぶりにホーチミンシティへ戻って来ましたが,昨年度にはなかった建物が次々と建設され,歩道橋が整備されるなど,急速に経済発展を遂げている様子が伺えます.
 昨年に引き続き,研究室では岩石学的手法を用いて,大陸の衝突テクトニクス,大陸地殻の進化過程の解明を行なっています.またベトナム中部の内陸部に位置するKontum省を中心に,8日間に渡るフールドワーク(地質調査)に赴きました.Kontum省が位置するベトナム中部は,インドシナ地塊と南中国地塊と呼ばれる2つの大陸地殻がはるか昔のペルム紀からトリアス紀(およそ2億5千万年前)に衝突した地域(衝突帯)だろうと考えられています.我々はこの大陸地殻どうしの衝突現象の際に生じる様々な地質現象を解明しようとしています.大陸同士の衝突現象を解明することは地球の進化過程を解明するために非常に重要な課題です.フィールド調査では様々な岩石試料を採取しました.今後は,持ち帰った岩石試料に残された情報を丹念に調べ,大陸衝突の際に生じた地質現象を解明していく計画です.ベトナムをはじめアジア大陸は日本列島とは異なる進化プロセスを経て形成されたと考えられており,この留学中に行ったフィールド調査は日本では決して経験できない大変貴重なものになりました.帰国後も留学先の研究室との共同研究を続けていく予定です.

フィールド調査中の写真

広大な風景を背景にした集合写真

PEACE社会企業セミナーを開催しました

2018年11月と12月に、広島大学は、PEACE交換学生の「社会企業力」育成のため、社会企業セミナーを開催しました。

PEACEプロジェクト連携大学であり、ビジネスと経営に強みを持つ広島経済大学から2名の講師をお招きし、日本のビジネスと経営、またそれらと環境との関係について、11月27日(「日本の会社と文化」―George R. Harada先生)と12月4日(「環境とビジネス: 日本から学ぶ教訓」―Richard A. Forrest先生)にそれぞれ特別講義をして頂きました。

宮島でアイディアマイニングワークショップを開催しました

2018年12月1日に、広島大学と広島経済大学が合同で、広島経済大学が所有する宮島セミナーハウス成風館にて、アイディアマイニングワークショップを開催しました。

同ワークショップには広島大学または広島経済大学で学ぶ日本人学生及び留学生が参加し、PEACE学生交流プログラムの主要なテーマである「持続可能な開発目標」の目標15(「陸の豊かさも守ろう」)を念頭に置きつつ、宮島の持続可能な観光のあり方について、1日がかりで議論しました。

留学先からの便り/小山 悟生 理学部 4年次(留学時)

こんにちは。ベトナム国家大学ハノイ校に通わさせて頂いている理学部の小山です。ハノイに来て、二カ月が過ぎました。思い通りにいかないことが多く、苦しむこともありますが、毎日冒険を楽しんでいます。

ベトナムは人と人との距離が近く、フレンドリーな人が多いです。僕は今、商店街の路地裏みたいな所に一人で住んでいるのですが、僕以外の外国人がいないこともあって、近所の人たちはすぐに自分のことを覚えてくれました。お隣のおばさんはゴミ捨ての場所を教えてくれるし、炒飯を作っているおじさんは日本語で挨拶してくれます。フォーを作っているおばさんは英語ができるので店に行くとたくさん話しかけてくれるし、スーパーの店員さん達は飲み友達です。暮らしやすい環境に置いてもらえたことはとても幸運なことでした。

そしてもう一つ、僕にとって幸運だったことは、現地に暮らす日本人に会う機会に恵まれたことです。その中には、僕と同じような学生もいれば、一人で来て店を開いた人、国を転々としながら暮らしている人もいます。皆ここに来るまでの物語があって、いままで出会った事のなった世界観や人生観に触れることができました。これは外国に暮らしているからこその貴重な経験です。

ここでの暮らしも残すところあと一カ月。最後まで頑張ります!
余談ですが、最近一つ発見をしました。記念に現地の本を買って帰ろうと思って、ベトナム史の教科書を買いました。ベトナム語で歴史はリクスと言います。その時は音が似てるなーとなんとなく思っていたのですが、偶然ではないみたいです。ベトナムの学生たちの会話を聞いていると、たまに日本語っぽい音が聞こえてくるのです。
結婚(ケッホーン)、頂戴(チョートイ)、注意(チューイ)
それぞれの単語にどういう経緯があるかは分かりませんが、少し身近な国に感じられますね。

留学先からの便り/藤原 弘士 理学研究科 2年次(留学時)

Xin chao
ホーチミン市自然科学大学に通っている理学研究科地球惑星システム学専攻の藤原です。

日本は、どんどん寒くなっているらしいですが、こちらは毎日が暑いです。ベトナムの人曰く、今年は寒いらしいですが・・・

先日、ホーチミン市の複数大学合同のカンファレンスに参加してきました。正直ベトナム語で、全然分かりませんでした。しかし、今年同じPeaceプログラムで日本に来ていた留学生が解説してくれて、大変興味深い内容を学ぶことが出来ました。

さて、首都ハノイは東京に例えられ、南のホーチミンは大阪によく例えられます。これは人柄も良く表していて、ハノイの人はクールな人が多く、ホーチミンの人たちはおしゃべりな人が多いといわれているからです。よく喋るというより、めっちゃボケてきます。笑
ベトナム語で盛り上がっている所を見ると、ベトナム語を習得したいと思うばかりです。

ベトナムの料理はとても美味しく、ぜひ皆さんも一度足を運んで食べにきてもらいたいですね。なんだかんだ、フォーが安定して美味しいと思います。お米に関しては、タイ米に近い感じでパサパサしていますが、ソース?を米にかけて食べやすくするのが主流です。

旅行と言えば、観光地に行くのが普通だと思います。
しかし、ここホーチミンの魅力は、ベトナム人とのコミュニケーションだと思います。
とても、人懐っこく、優しく、そして面白い人が多いです。
ぜひ一度、ベトナム人に会いに、ホーチミンに来てください!!