これまでの活動」カテゴリーアーカイブ

PEACE-SDGsアイディアマイニングワークショップを開催しました

2018年2月23日に広島大学PEACE学生交流プログラムは、ミュンスター大学(ドイツ)と共同で、PEACE-SDGsアイディアマイニングワークショップを開催いたしました。

PEACE学生交流プログラムでは(「研究力」とともに)「社会企業力」の育成を主要な目標の1つに掲げており、アイディアマイニングワークショップは、参加者の創造性を様々な手法を用いて高めつつ、具体的なアクションプランの作成を可能にするため、この目標達成に非常に有用な教育的手法です。アイディアマイニングという手法はミュンスター大学が独自に開発したものですが、今回本学教員によるその方法論の習得のための特別研修を兼ねたワークショップを開催しました。

ワークショップ参加者は本学の日本人学生と留学生からなり、教員モデレーターの支援のもと、国連の「持続可能な開発目標」の一側面、すなわち(万人への)「質の高い教育」(目標4)について、創造性及びアイディアを生成する能力を高めるためにデザインされたアイディアマイニング活動を体験しつつ議論しました。

今回のワークショップを通じて、本学教員がアイディアマイングモデレーター養成研修を修了したため、今後は本学が独自にワークショップを開催することが可能です。例えば、関係教職員の能力開発研修、また地元企業や公共団体の問題解決にも応用が期待されます。

カンボジアで広島大学留学説明会及びPEACE学生交流プログラム説明会2017を開催しました

2017年12月23日(土),広島大学はプノンペンのカンボジア工科大学(2017年11月に協定締結)キャンパス内において,「広島大学留学説明会及びPEACE学生交流プログラム説明会2017」を開催しました。日本への留学に関心のあるカンボジア人現地学生(大学生及び高校生)及び現地大学の教員や政府機関の職員を含む約450名が当日の説明会に参加しました。

説明会は,まずカンボジア工科大学のHUL Seingheng氏及びカンボジア教育,青少年,スポーツ省高等教育局副局長のRey Sopheak氏にご挨拶をいただき,続いて、広島大学及びPEACE学生交流プログラムの紹介,次に2017年前期に同プログラムで交換留学生として本学に留学したカンボジア人学生4名(王立プノンペン大学からSim Lida氏とKheang Chheangmay氏,健康科学大学からはPoch Rothpiseth氏とTuy Dawin氏)による留学体験談,そしてPEACE学生交流プログラムに参加する三研究科(工学研究科,生物圏科学研究科,国際協力研究科)の代表教員による各研究科紹介,最後にPEACE学生交流プログラムのJASSO奨学金の説明に加え、一般留学のための各種奨学金(JDS奨学金、国費奨学金、本学の留学生支援)の紹介が続きました。なお、JDS奨学金については,同奨学金プログラムを利用して本学に留学し、現在カンボジア教育,青少年,スポーツ省に勤務するKao Sovansophal氏(2013年本学修士課程修了)が、また国費奨学金は、同プログラムで本学に留学し、現在カンボジア開発資源研究所に勤務するEam Phyrom氏(2017年本学博士課程修了)を招き,体験談,奨学金申請及び面接のコツなど,実践的な話をしていただきました。また、説明会が開かれている間,各研究科は専用のブースにおいて個別留学相談を実施し,参加学生に対してより具体的で詳細な情報提供を行いました。

広島大学は,大学の世界展開力強化事業(アジア諸国等との大学間連携の枠組み強化-タイプB-タイプB:ASEAN)に採択され,CLMV諸国(カンボジア,ラオス,ミャンマー,ベトナム,タイ)からの外国人留学生の受入れの拡充を進めています。これらの活動を通じて,より多くの学生が海外から本学に留学することが期待されます。

カンボジア王立8大学との国際シンポジウムを開催しました

平成29119日,広島大学は,カンボジア王立8大学学長を東広島キャンパスに迎えて,8大学の紹介並びに各大学のASEAN共同体における現在及び未来への取り組みについての国際シンポジウムを開催いたしました。

ASEAN共同体の新たな方策と挑戦: カンボジア王立8大学学長による提言」と冠されたシンポジウムはPEACE(文部科学省補助事業)の一環として,広島大学東広島キャンパスで開催されました。シンポジウムは丸山恭司広島大学副学長による歓迎の挨拶で開会し,文部科学省高等教育局高等教育企画課国際戦略分析官の田浦宏己氏による挨拶,そして馬場卓也広島大学国際協力研究科長による挨拶が続きました。

次に,シンポジウムは以下の通り,カンボジア王立8大学の学長による基調講演が続きました。

Dr. Bong Sovath, Rector, 王立芸術大学

Dr. Chet Chealy, Rector, 王立プノンペン大学

Dr. Hor Peng, Rector, 国立経営大学

Dr. Luy Channa, Rector, 王立法律・経済大学

Dr. Ngo Bunthan, Rector, 王立農業大学

Dr. Om Romny, Director, カンボジア工科大学

Dr. Saphonn Vonthanak, Rector, 健康科学大学

Dr. Thun Vathana, Director, プレックリープ 国立農業大学

学長らによる基調講演の後,カンボジア教育,青少年,スポーツ省高等教育局副局長のNith Bunlay氏を指定討論者として迎え,フロアディスカッションを行いました。

今後,広島大学とカンボジアの大学の間でこれまで以上に学術及び学生交流が促進されることが期待されます。

「広島大学―カンボジア王国教育,青年,スポーツ省連携センター」開所式を挙行しました

平成29年3月29日(水)にカンボジア教育,青年,スポーツ省高等教育局内にて,「広島大学―カンボジア王国教育,青年,スポーツ省連携センター」の開所式が執り行われました。広島大学とカンボジア王国教育,青年,スポーツ省は,平成28年3月に学術交流・協力協定を締結しており,この度の本センターの開設に繋がりました。

開所式は,カンボジア教育大臣やカンボジア王国駐箚特命全権大使,カンボジア政府関係者のほか,カンボジアの協定大学関係者,広島大学の宮谷理事・副学長らの臨席のもと開催いたしました。式典は宮谷真人理事・副学長(教育・東千田担当)の挨拶で開会し,HANG Chuon Naronカンボジア教育大臣の挨拶の後,堀之内秀久カンボジア王国駐箚特命全権大使よりセンター開所への祝辞をいただきました。閉会後,HANG Chuon Naron教育大臣及び堀之内大使をはじめ,関係者の皆様に本センターを訪問していただきました。

同センターは、プノンペンの中心地に位置するという利点を生かし,多機能・多目的な拠点としての活動が期待されています。広島大学は本センターの開設を契機に,さらなる学術交流,学生交流を進め,「100年後にも世界で光り輝く大学」へと発展を目指します。

宮谷理事・副学長による挨拶

HANG Chuon Naron教育大臣による挨拶

堀之内秀久大使による祝辞

堀田副理事による本センターの説明

センター前での集合写真

地元テレビ局の取材に答える宮谷理事・副学長

PEACE学生交流キックオフ・シンポジウムを開催しました

平成29年3月7日(火)に広島大学東広島キャンパス中央図書館ライブラリーホールにおいて,PEACE学生交流キックオフ・シンポジウム(「CLMV諸国の持続可能な平和,幸福,発展に貢献する研究力と社会起業力の融合人財育成」プログラムキックオフ・シンポジウム)を開催しました。シンポジウムには,カンボジア,ミャンマー両国の政府関係者をはじめ,文部科学省高等教育局高等教育企画課国際企画室長,本プログラム協定大学関係者(受入・派遣大学の教員及び学生),国内連携大学である広島経済大学の教職員及び学生,本学の教職員及び学生を含めカンボジア,ラオス,ミャンマー,ベトナム,タイから約100名の出席者がありました。

シンポジウムは,越智光夫学長の開会挨拶に続き,岩渕秀樹氏(文部科学省高等教育局高等教育企画課国際企画室長)に挨拶をいただいた後,カンボジア青年,教育,スポーツ省のマク・ノイ高等教育局長及びミャンマー教育省のソー・ウィン事務次官から,それぞれ基調講演をいただきました。午後は,第1部(持続可能な開発目標(以下「SDGs」)の達成に向けたアジアの大学の学生交流の役割と課題),第2部(SDGsの達成に向けたアジアの大学間の地域調和の役割と課題)に分かれて各大学からの発表が行われ,その後はフロアとの質疑応答や意見交換が展開されました。
当日は,シンポジウムの前後にも,学内関係者と協定大学関係者との間で情報交換が活発に行われ,今後の事業展開や円滑な交流の基礎を形作ることができました。

越智学長挨拶

文部科学省高等教育局 岩渕室長挨拶

マク・ノイ高等教育局長(カンボジア)講演

ソー・ウィン教育省事務次官(ミャンマー)講演

熱心に聴き入る聴衆

関係者の集合写真